トロムソ近海にクジラが来る時期
クジラは、ある魚が決めた時刻表に従って動いています。秋にニシンが北のフィヨルドへやって来るとシャチとザトウクジラが後を追い、冬の終わりにニシンが去るとクジラも去っていきます。そのあいだがシーズンですが、その中の週はどれも同じではありません。
シーズンをひと言で
だいたい10月下旬から1月末まで、年によっては2月まで、シャチとザトウクジラはトロムソの北のフィヨルドや海峡でニシンを食べ、船は天候が許す限り毎日クジラのもとへ出航します。Rødneのカタマランは10月23日から1月31日まで運航し、MS Gabrieleを運航する会社は、クジラがそれだけ長くとどまることが多かったため、2月の日程も販売し続けています。この期間以外には、トロムソ発のホエールサファリはまったくありません。
月ごとの様子
| 月 | クジラ | 日照 | 見どころ |
|---|---|---|---|
| 10月下旬 | 到着し始める | 約7時間 | 最初の船が運航開始、目撃が増えていく、写真向きのやわらかい光 |
| 11月 | 良好 | 急速に短くなる | シャチとザトウクジラが定着、月末に極夜が始まる |
| 12月 | ピーク | 薄明かりのみ | クジラが最も多い、最も暗い日々、昼の青とピンクの光 |
| 1月 | ピーク、その後減少 | 月半ばに太陽が戻る | まだクジラが多い、光が戻ってくる、荒れた天気が増える |
| 2月 | 不確実 | 長くなる | 良い年もあれば終わっている年も。運航する船はわずか |
ツアー会社がピークと呼ぶのは12月と1月です。10月下旬と11月上旬は日照が長く天候も穏やかなことが多いのですが、クジラがまだ到着途中のこともあります。1月下旬は、ニシンがいつ去るかによって素晴らしいこともあれば、すでに静かなこともあります。前もって知ることは誰にもできません。だからこそ、シーズンの始めと終わりに近づくほど再チャンスの規定が重要になります。
航海中の光
11月下旬から1月中旬まで、トロムソでは太陽が昇りません。とはいえ、一日中真っ暗なわけではありません。昼前後の3~4時間、空は深い青に、やがて雪をかぶった山の上でピンクや琥珀色に変わり、船がクジラのもとに着くのはこの薄明かりの時間です。景色は忘れられないものになります。写真を撮る人にとっては、速いシャッターに使える光が少ないので苦労します。写真撮影ガイドでは設定と、10月下旬や1月下旬のほうが撮影しやすい理由を解説しています。
船は暗いうちに出て、暗くなってから戻ります。桟橋までの道のためにヘッドランプかスマートフォンのライトを用意し、甲板で晴れた日差しを浴びることは期待しないでください。
天気と海
真冬はノルウェー沿岸の嵐の季節でもあります。クジラが餌をとるフィヨルドはおおむね穏やかですが、そこへ向かう途中で外海を横切るため、強風になると揺れが激しくなったり欠航になったりします。安全でないと判断すればツアー会社は欠航にし、返金か別の日への振り替えになります。RødneとMS Gabrieleの乗組員は、荒れたホエールルートの代わりに穏やかなフィヨルドクルーズに切り替えることがあります。日程が許すなら滞在の早い時期にホエールウォッチングを入れて予備日を残し、荒天の予報が出ているときは船酔いガイドを読んでおきましょう。
昼はクジラ、夜はオーロラ
クジラのシーズンはオーロラのシーズンのちょうど真ん中にあり、両方を見たい旅行者はたくさんいます。注意点がひとつありますが、両立は可能です。大型のホエールボートは16:00~17:00頃に戻るので、夜はオーロラツアーに使えます。12時間のSkjervøyツアーは朝5時前に出発するため、前の晩の遅いオーロラツアーは避けましょう。RIBのツアー会社自身もそう勧めています。夜の計画も立てたいなら、姉妹サイトでトロムソ発のオーロラツアーを比較しています。
ひとつのツアーで両方を楽しめるものもあります。MV Questの24時間探検クルーズ(約439ドル)は夕方に出航し、個室キャビンと夕食付き。オーロラが出れば起こしてくれ、夜明けにはすでにクジラのいるフィヨルドにいます。今のところレビューは50件未満なので、確実な選択というより、有望な新顔と考えてください。
どれくらい前に予約すべきか
大型船が何週間も前に満席になることはめったにありませんが、少人数のツアーは別です。定員12名の暖房付きボート(約383ドル)とSkjervøyのRIB(約334ドル)は、クリスマスと年末年始のころに埋まります。6本とも24時間前まで無料でキャンセルできるので、早めに予約しても損はありません。クルーズ客は寄港時刻が確定したらすぐに予約し、その前にクルーズガイドを読んでおきましょう。